岐阜から名古屋への通勤手段、時間、料金は?岐阜県のどのあたりに住むのがよいのか解説
岐阜市で土地や戸建てを購入して新生活を始める際、その地域の「生活の利便性」や「自治体の制度」などを把握しておくことも大切です。
この記事では、岐阜市への引っ越しを検討している方に向けて、岐阜市の人気スポットや、新生活を始める際に知っておきたい「子育て支援制度」・「医療制度」などを紹介します。
岐阜市は岐阜県の中南部に位置しています。JR岐阜駅周辺は高層ビルが立ち並ぶ最も栄えたエリアになっています。昭和の懐かしい雰囲気を感じられる柳ケ瀬商店街や、古風な日本家屋が連なり昔ながらの街並みを散策できる河原町など、落ち着きのあるエリアも残した街です。
また、岐阜市の平均坪単価は26.2万円。50坪の土地なら1,300万円ほどになります。お隣の愛知県の平均坪単価は70.7万円なので、同じ坪数なら半分以下の価格で購入できることになります。その分を建物の予算に充てれば、同じ坪数でも建つ家が大きく変わります。
織田信長が本拠地にしていた「岐阜城」と「金華山」、そのふもとを流れる「長良川」と1300年の歴史を持つ「長良川鵜飼」など歴史と伝統を体感できる観光スポットがあります。
岐阜城天守閣
岐阜城は金華山の頂上にあるため、岐阜市内のどこからでも見ることができます。天守からの眺めが素晴らしく、日本100名城のひとつとしても数えられています。季節を問わず、毎年多くの観光客が訪れます。
ぎふ金華山ロープウェー
金華山の標高は329m。歩いて登れば1時間かかるところを、ロープウェーを使えばあっという間に山頂までたどり着けます(ロープウェーで約4分、山頂駅から岐阜城まで徒歩で約10分)。ガイドさんも一緒に乗って、車窓から見える山や建物を紹介してくれます。
鵜飼
鵜を使って鮎などの魚を捕る漁法です。1300年の歴史を持ち、織田信長や徳川家康など、時代の権力者たちにも愛され、保護されてきました。屋形船に乗って、鵜飼を間近で楽しむこともできます。
岐阜シティ・タワー43
岐阜駅すぐ近くにある、住居・商業複合の超高層ビルです。最上階である43階には無料展望台があり、岐阜市のシンボル岐阜城や長良川だけでなく、伊吹山や名古屋方面の景色も楽しめます。
アクティブG
岐阜駅直通の商業施設。アパレルや雑貨屋、エステなど何度も足を運びたくなる店舗が並んでいます。改札出てすぐに入口があり、1階にはスーパーも入っています。仕事帰りの利用しやすさ◎
カラフルタウン岐阜
映画館も入っている大型のショッピングモール。駐車場も大きめで、家族連れや友人どうしのお出かけで賑わっています。トヨタが運営しているので、1Fに車が展示してある少し珍しいショッピングモールになっています。待っている間の時間潰しにふらっと試乗できるので、車好きのお父さんなどに人気です。
マーサ21
岐阜市の北部にあるショッピングセンター。イオン(食料品売り場)やアパレルだけでなく、ボウリング場や岐阜県最大級の書店『丸善』などが入っており、日常の買い物にも休日のお出かけにも使いやすい商業施設です。2022年秋にリニューアルオープン予定。
岐阜タカシマヤ
岐阜駅から徒歩15分ほどのところにある11階建ての大型デパート。提携駐車場があるので車でもアクセス可能です。最上階にはレストラン街があり、どのお店も美味しいと評判。
岐阜市は山に囲まれた盆地にあるので、熱が溜まりやすい地形です。夏になると、多治見市が全国最高気温を更新したというニュースをよく聞きますが、実は岐阜市も何度か全国最高気温を計測しています。「那覇市よりも暑い」なんて日もよくあります。
岐阜駅から名古屋まで片道20分で通えます。また、市内全域に路線バスが走っているので、車でなくても岐阜駅まで簡単に行くことができます。しかし、岐阜駅周辺の市街地以外はバスの本数が多いとは言えません。電車で通勤する方以外は車で移動するのが現実的でしょう。
子育て世帯にとっては、これから暮らそうとする地域の子育て支援制度が充実しているかも大切なポイントになるかと思います。
岐阜市は子育て支援に非常に力を入れている街です。その甲斐あってか、岐阜市内の待機児童数は0(令和2年4月)。そんな岐阜市が実施している子育て支援制度の一部を紹介します。
ぎふし共育都市プロジェクト
男性の育児参画を推進することを目的に、父親の意識改革や実践的なスキルの取得をサポートするプロジェクトです。育児のスキルや楽しみ方を学べる『パパ大学』など4つの施策を実施しています。
子育て短期支援事業
・短期入所生活援助(ショートステイ)事業
子育てをしている家庭で、保護者が入院、冠婚葬祭、育児疲れ等で子どもの養育が困難なときに、児童養護施設などで一時的に子どもを預かる事業です。利用期間は7日以内。
・夜間養護等(トワイライトステイ)事業
子育てをしている保護者が、仕事等で平日の夜間や土曜・長期学校休業日に不在となってしまう場合に、子供を児童養護施設などで預かってくれる事業です。生活指導や食事の提供も行ってくれます。利用する際は、事前に実施施設にて来所面談のうえ、登録が必要になります。
地域子育て支援センター事業
子育てに関する蓄積された経験と知識を持つ保育所がネットワークの中心となり、育児不安の解消や、子ども・親同士が交流できる場を提供しています。岐阜市内には地域子育て支援センターが6か所あります。
ぎふファミリー・サポート・センター
残業や出張で育児ができなくても、すぐに血縁者や友人に頼めるとは限りません。そこで、育児の援助を必要とする方と、育児経験があるファミリー・サポート・センターのボランティア会員をマッチングし、子育てと仕事の両立を支援しています。
ぎふし子育て応援アプリ
子育て支援情報や施設情報、イベント情報をいつでもどこでも見れる岐阜市公式アプリ。登録した情報(出産予定日やお子様の生年月日など)に応じて、乳幼児健診の時期到来のお知らせ等を通知してくれます。他にも、子どもが使える医療費助成制度などの情報をまとめていたりと、子育て世帯には手放せないアプリになっています。
子ども医療費助成制度
ケガや病気で病院にかかったとき、窓口で支払う自己負担分を助成してくれる制度です。0歳から中学校卒業までの方が対象となります。保険外の治療や健康診断、予防接種などは助成の対象外となります。
みんなの森 ぎふメディアコスモス
開放的なデザインで建築物としても見ごたえのある、岐阜市の公共複合施設。1階が市民活動交流センター、展示ギャラリー等で、2階が岐阜市立中央図書館になっています。施設内にスターバックスコーヒーやコンビニも入っています。
岐阜市歴史博物館
金華山ふもとの岐阜公園内にあります。岐阜の歴史について理解を深められるように、様々な展示がされています。2020年は大河ドラマ『麒麟がくる』のイベントをやっていました。現在も定期的に企画展・特別展を開催しています。
岐阜市は、岐阜駅周辺や幹線道路沿いの発展した街並みと、金華山や長良川などの自然がバランスよく共存する街です。子育て支援制度も充実しており、子育て世代に暮らしやすい街です。岐阜駅から名古屋まで電車で20分とアクセス良好なうえに、坪単価は愛知県の半分以下なので、土地費用を抑えて建物に予算をかけることができます。
岐阜ナビを運営しているミタカ不動産は、岐阜市の豊富な不動産情報を取り扱っています。10年後にも「ここにしてよかった!」と思える物件を一緒に見つけていきましょう。