土地の探し方のコツ!失敗せずに理想の土地を見つける2つの裏ワザを公開
新築戸建てを建てる際、ほとんどの方が事前に住宅展示場を訪れてモデルハウスを見学します。しかし、実際に見学に行った方から、「モデルハウスに行ったのはいいけど、どこを見ればいいのかいまいちわからなかった」「見学に来る前にもっと準備しておけば、無駄な時間をかけずに済んだ」という声をよくお聞きします。
そこで、この記事では、住宅展示場に行く前に準備しておくこと、実際に行ったときに確認すべきポイントを紹介します。
目次
住宅展示場でモデルハウスを見学する最大のメリットは、実際の戸建てを自分で見て体感できることです。メーカーごとの異なるデザインや特徴を知ることができ、「実際に暮らしたらどんな感じだろう」と想像することができます。そのなかで、「玄関はこうしたい」「キッチンはこういうのがいい」など、夫婦間でマイホームへのイメージを共有できます。
家づくりに関する情報を、家づくりのプロから直接聞けるのも住宅展示場の魅力です。気軽にモデルハウスを見学できるうえ、気になることがあればその場で営業マンに聞くことができきます。また、それぞれのハウスメーカーの特徴や、保証内容についても質問できます。
週末のモデルハウスでは、「家づくり勉強会」や「住宅ローン相談会」などのセミナーが定期的に開催されています。家づくりは専門的な用語や知識が多く登場します。モデルハウスを見学しつつ、必要な知識についても分かりやすく解説してもらえるので、新築戸建てを建てたいと考えている方には、まさに一石二鳥です。
例えば、岐阜県庁前にある「岐阜ハウジングギャラリー県庁前」では、モデルハウスを出展しているヤマカ木材やトヨタホーム、パナソニックホームズが定期的に相談会や工事見学会などを開催しています。
また、週末には展示場主催で工作教室などのイベントも開催しているので、子どもと来ても一緒に楽しめるはずです。
家づくりについてあまり知らないまま見学に行くと、営業マンの独壇場になってしまいます。モデルハウスにいる営業マンはただ案内するだけでなく、契約を取ろうと一生懸命に営業をかけてきます。そのメーカーで建てようと決めているなら、詳しく話してくれるのは嬉しいですが、いろんなモデルハウスを見比べたい場合は困ってしまいますよね。営業マンとある程度受け答えできる知識を身につけておけば、話を聞きっぱなしにならず適度なタイミングで断ることができます。あまり無下に断ると、そのメーカーで建てるとなったときに気まずくなってしまいます。
では、知識を身につけるにはどうすればいいでしょうか。
インターネット
一番手軽なのが、インターネットで検索する方法。それぞれのメーカーのHPや、家づくりの専門家が発信しているブログなどで情報収集できます。また、SNSが発達した現代では、YouTubeでも家づくりについて解説している動画が多数投稿されています。Instagramでは実際にそのメーカーで戸建てを建てた方が投稿した写真を見ることができます。
住宅情報誌・書籍
インターネットは簡単に情報を集めることができますが、根拠が明確でなかったり、誤った情報を載せている場合もあります。そういったリスクを回避したいときは、住宅情報誌や書籍で情報集するのも有効な手段です。
親から土地を譲り受けたり、同じ土地に家を建てたりしないのであれば、家を建てるのと同時に土地を購入するかと思います。住宅展示場に訪れる前に、土地のエリア、坪数、予算をある程度考えておきましょう。モデルハウスは一般的な住宅よりも広い土地に建てられていることが多いです。予め土地の坪数などを頭に入れておくと、「もう少し狭い土地の場合はどうなるか」など具体的な話を進めやすくなります。
今住んでいる家で不便に感じていることがあれば、それがそのまま新しい住まいに求める設備や機能に繋がります。現在の住まいで不便な点やこうしたいと思う点リストアップしておくと、「このハウスメーカーなら解決してくれそう」など具体的な視点を持って見学できます。
まずはモデルハウスの外観をチェック。事前に情報収集でイメージを固めている方は、実物とギャップがないか確認しておきましょう。まだ外観のイメージが定まっていない場合でも、住宅展示場には複数のモデルハウスが並んでいるので、その中からお気に入りのデザインが見つかるかもしれません。
モデルハウスの中に入って、実際の広さや高さを感じられるのは大きなメリットです。図面や写真だけでは、面積や高さが数字で書かれていても広さを実感できません。吹抜けの高さやキッチンの広さ、階段1段1段の高さなどは自分で確かめてみると印象が大きく変わるはず。
モデルハウスには、実際の暮らしをイメージしやすいように家具や家電が配置されています。その家に実際に住むとしたらどんな生活になるのかイメージしてみましょう。
また、このときに家事の動線を意識することも大切です。洗濯機を置く場所と洗濯物を干す場所の往復が苦にならないか、キッチンで料理するときはどんな動きになるかをシミュレーションしてみるといいかもしれません。
候補に入っていないモデルハウスでも設備の参考にできる
「このメーカーで建てる気はないから」と全くモデルハウスを見学しないのはもったいないです。新築戸建てを建てるなら、キッチンの構造や洗濯の動線なども自分で決めることになります。そのとき、候補でないメーカーのモデルハウスでも、キッチンや動線の参考にできるかもしれません。いろんなパターンを見ておくことで、新たな発見や自分でも自覚していなかったニーズに気づけるかもしれません。
モデルハウスを見学する際は、断熱性や通気性、遮音性などの機能面も確認するようにしましょう。モデルハウスなら、2階で子どもが走り回ったり、音楽をかけてみたときにどの程度響くのかテストできます。また、断熱性や換気システムはメーカーごとに独自のシステムを開発しているかもしれません。見たり調べたりしてもわからないことは、案内してくれる営業マンに聞いてみましょう。
モデルハウスで備え付けられている設備が標準仕様のものなのか、それともオプションで設置できるのかは重要なポイントです。モデルハウスによっては、オプションを盛り込んで建てられていることもあります。気に入った家と同じような新築戸建てを建てようと思ったら、それが高額なオプションだらけだったということも。予算内で建てられるのか見極めるためにも、標準仕様かどうかを聞いておきましょう。
住宅展示場に見学に行く際は、事前に調べたりして準備しておくことが大切です。「外壁はこんなデザインがいい」「この設備は絶対ほしい」というイメージを持っていると、モデルハウスを見学したときにも具体的な視点を持つことができます。